50系のシーマのミッションオイル取替です。
当社はATFはワコーズ製を使用しておりますが
適合表をみますとこの車両は適合外。
日産純正の「J」グレードのATFを取り寄せました。
トヨタで言うところの「T-4」グレードのようです。
アンダーカバーをずらしラジエーターに入っているオイルクーラー
ラインのホースを外しチェンジャーにセット。
後は全自動洗濯機のようなものです。
チェンジャーが自動に抜き取り、注入を行ってくれます。
ミッションが多々の種類がある昨今、当社のような
町工場ですべてのメーカーの油脂をそろえるのは不可能です。
適合性を良く調べて車にあったミッションオイルを使用しましょう。
最近では交換不要を謳うミッションオイルも出てきていますが
劣化しない油脂はない。が私の考えです。
交換スパンや取替方法も車により異なりますので
下調べが重要ですね。
色々な車種に対応する町工場....になれれば良いと考えています。
TCR系エスティマ エミーナが
「Dレンジにシフトを入れると振動が出るので直してくれ」
とお客様が持ち込んできました。
はいっ!この型の不具合の定番ですね(笑)
エンジンがミッドシップでオルタネーターや
ACコンプレッサーがフロントボンネット内にあるこの車...。
クランクプーリーからフロントにシャフトが伸びていて補記類を駆動しています。
このシャフトとプーリーの間にゴムのカップリングが
挟まっていてこのゴムが劣化すると振動が出ます。
取り外したカップリング。
左は新品、右は取り付いていたモノです。
ゴム部分がボロボロ....(苦笑)
ちなみに走行距離は65000km。
カップリングを取替、シャフトを復元します。
取替後にエンジン始動、試運転をすると良好となりました。
車の部位で高速回転する円形の物はほとんどバランスが取られています。
ホイール、プロペラシャフト、クランクプーリーなどが代表的な物です。
バランスが狂っていると回転運動が近くの部位
または連結している部位に共鳴し振動となって現れるのです。
私は飲みに行った帰りにタクシーのリアシートに乗り
目をつぶって座っているとプロペラシャフトのダメな車は解かります。
職業病でしょうかね(笑)
いつもと違う感じや違和感を車に感じたら早めに点検を受けて下さい。
「感じる」という人間のセンサーは正確ですからね。
台風マーゴンは過ぎ去ったようだ。
台風と言えばサーファーが動き出す。
私、ここのところご無沙汰してますが趣味はサーフィンです。
少し書きますと小学校から水泳を始め、小、中、高とずっと水泳部。
泳ぎは得意だったし、その流れから高校生のころ地元の友人に
誘われたのがきっかけでした。
車の免許がなかったからボードをハードケースに入れて
吉祥寺から始発の井の頭線に乗り下北沢で小田急線に乗り換え湘南に。
今は死語ですが電車サーファーでした。
車の免許を取ってからは千葉へ。
ほぼ毎週日曜日せっせと通っていたっけな。
全然うまくないのだけれど。
今日は千葉で出会ったサーフィンの先輩が工場に寄ってくれました。
車のヘッドライトのバルブ切れの簡単な修理だったのだけれど。
彼はまだまだ毎週千葉へ通っているそう。
話をしてたらまた行きたくなってきたな。
台風が過ぎ去った後の海は本当に素晴らしい。
台風のバックスウェルで波は最高、台風がよどんだ空気を
連れ去ってくれて空気が澄んで天気はどぴーかん。
台風が過ぎた後は必ず晴れが来る。
自然の摂理。
明日はきっと空気が澄んだ良い一日になるのだろう。
先輩よりのご依頼...
AD200というスクーターです。
ワイパーを装備し、後ろのボックスには幌が収納されていて
雨天時の走行を快適に、車まっさおの装備です。
バッテリーの取替、ETC取り外しと簡単な整備内容ですが
バッテリーの位置が解からずに取り扱い説明書を読むも何語か解からない....。
そこでAD200とネット探索。
インターネットって便利だね(笑)
かなりヒットしました。調べていくとキャッチコピーは[全天候型スクーター」。
イタリアのバイクのようです。
取り説はイタリア語だったようです...(苦笑)
日本の取り説サイトがありバッテリー位置が解かりました。
他国のコンセプトは日本にマッチしないものも
多々あると思いますが発想が面白いですよね。
これで60万円くらいなら安いんじゃない?
ただ今日みたいな豪雨ですと先輩、多少濡れてましたけど...(笑)